<第21回 国公立大学「海外遠征」実施報告>
第21回の国公立大学海外遠征が2015年3月に実施されました。前回と同様にハンガ
リー(ブダペスト)のBVSCとドイツ(デュッセルドルフ)のボルシア・デュッセルドルフに
遠征し、以下の男女15名が参加しました。
井口隼(大阪教育大学3年)、三澤弘平(大阪大学3年)、犬塚佳希(千葉大学2年)、
福留航(東京大学2年)、 山崎貴幸(神戸大学2年)、田中翔(神戸大学1年)、中村宏太郎(鹿児島大学1年)、永田昴大(大阪大学1年)、福田知治(高知工科大学1年)、前
田卓見(東京工業大学1年)、濱崎羅奈(高知工科大学2年)、堀田透子(東京学芸大学2
年)、遠藤萌恵(東北大学1年)、藤田可奈(高知工科大学1年)、町田健輔(東京大学2
年)
詳細な日程は以下のとおりです。
3月16日 出国(成田からアムステルダム経由でブダペストへ)
3月17日 BVSCにてトレーニング
3月18日 BVSCにてトレーニング(BVSC選手とのフレンドリーマッチ)
3月19日 BVSCにてトレーニング(夕方からブダペスト観光)
3月20日 BVSCにてトレーニング(トーナメント戦にて、福田選手が優勝)
3月21日 ボルシア・デュッセルドルフに移動後、トレーニング
3月22日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング
3月23日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング(午後からデュッセルドルフ
観光)
3月24日 ケルン観光の後、ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング(トーナメ
ント戦にて、田中選手が準優勝)
3月25日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング
3月26日~27日 帰国(成田空港にて解散)
BVSCでは昨年までと同様、Ivan Herendi氏に試合を含めた練習全般をコーディネートし
ていただき、選手達はコーチ陣との多球練習、地元選手達とのシステム練習、フィジカルト
レーニングに取り組んでいました。海外生活に慣れていないほとんどの選手は、食文化や言
語の違いに苦労していましたが、会話に関しては「卓球」という共通の道具をうまく活用す
ることで、短期間でコミュニケーション能力がかなり向上したように見受けられました。練
習に関しては、過去の報告にもあったように、多球練習の質がとても高く、国内での練習で
は味わえない厳しさでした。
ボルシア・デュッセルドルフではCarsten氏とDennis氏にご指導いただき、YGサービスや
チキータレシーブといった技術指導やトップ選手に対する戦術紹介、ビデオ撮影による個人
指導、更に遊び心を加えたトレーニング方法なども教わりました。また、オフチャロフやパ
ーソンといったトップ選手の練習を見学することもでき、選手達にはとてもいい経験になっ
たと思います。
ハンガリーやドイツの選手を見ていると、日本選手よりもバックハンド技術が多彩である
とともに、ミドルに対してはフォアハンドで攻撃することを意識した訓練を数多くこなして
いる印象を受けました。団長としては、遠征中にトラブルもなく、選手達が練習に集中でき
たことに大変満足しており、今回の体験を卓球以外の場でも活かしてもらうことを望んでい
ます。
最後になりましたが、団長として今回の遠征に参加させていただいた国公立大学卓球連盟
の皆様および遠征全般をサポートいただいた全ての方々に深く感謝申し上げます。
第21回海外遠征団長 大阪府立大学OB 大萱 芳久
<海外遠征壮行会(2015年3月15日)>
第21回国公立大学海外遠征(訪問先:ハンガリー、ドイツ)に先立ち、3月15日に学士会館にて壮行会を行いました。遠征に関わる事務連絡の後、大萱団長他参加メンバー16名が、連盟理事・オブザーバーによる激励を受けました。