第23回海外遠征

<第23回海外遠征実施報告>

 

 2017年3月、第23回国公立大学海外遠征が実施されました。ドイツ(デュッセルドルフ)のボルシア・デュッセルドルフとハンガリー(ブダペスト)のBVSCに遠征し、以下の男女総勢15名が参加しました。

 

<男子参加者:11名>

 石黒健太郎(富山大学3年)、太田智大(名古屋大学3年)、河口航(名古屋大学3年)、鵜養大輝(東北大学2年)、中井彬人(東北大学2年)、牧田智希(千葉大学2年)、大平健登(新潟大学1年)、下田亮(筑波大学1年)、山口昌馬(東京大学1年)、前垣雄隆(大阪大学1年)、三浦崇寛(東京大学2年)

<女子参加者:4名>

 遠藤幸奈(東北大学3年)、山本美里(一橋大学3年)、成相陽香(大阪大学2年)、松島里奈(広島大学1年)

 

<詳細日程>

 3月11日 出国(成田からヘルシンキ経由でデュッセルドルフへ)

 3月12日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング、ブンデスリーガ観戦

 3月13日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング、デュッセルドルフ観光

 3月14日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング、ケルン観光

 3月15日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング、トーナメント戦

 3月16日 ボルシア・デュッセルドルフにてトレーニング、ブダペストに移動

 3月17日 BVSCにてトレーニング、フレンドリーマッチ

 3月18日 BVSCにてトレーニング、ブダペスト観光

 3月19日 BVSCにてトレーニング、ブダペスト観光

 3月20日 BVSCにてトレーニング、トーナメント戦

 3月21, 22日 帰国(ブダペストからヘルシンキ経由で成田へ)

 

 多くの有名選手が在籍しているボルシア・デュッセルドルフでは、パラリンピックメダリストのCharly氏、元中国ナショナルチームコーチのJiade氏の指導を受けました。慣れない海外の雰囲気に初め緊張していた遠征メンバーでしたが、二人のコーチのアドバイスや「Good!」などの声かけによって、緊張が溶けていく様子が見受けられました。ここでは、球種やコースが指定されたシステム練習が多く設けられており、攻撃的にサーブレシーブを行う意識やミドルを狙って打球する意識が非常に高まったことだと思います。また、ウォーミングアップではラダーやフリスビーを使って身体を動かし、選手たちが練習に飽きない工夫が随所になされていると感じました。滞在期間中には、ブンデスリーガを観戦する機会もあり、プロ卓球選手のエキサイティングなプレーとそれに声援を送るドイツの卓球ファンの熱気は、遠征参加者にとって大変刺激的だったことだと思います。

 伝統あるBVSCでは、ディレクターのIvan氏、ハンガリーチャンピオンのJakab氏のお世話になりました。ここでは現地選手との交流試合も沢山設けられており、現地選手の両ハンドから放たれる非常にパワフルな回転量やスピードの打球に皆驚いていました。攻撃的なプレーだけでなく、優れた体格を活かした守備も圧巻で、卓球台から相手を下げても打ち抜けないシーンが何度も見られました。また、現地コーチによる多球練習では球出しの巧さにも驚きました。遠征メンバーは、前後左右に動かされながらも、非常に楽しそうに打球していました。

 個人的には、ヨーロッパでは球の回転量、打球コースを特に意識している印象を受けました。球のスピード、打球点の早さなどに重きを置いている日本とは異なる印象で、大変新鮮でした。他の遠征メンバーが学んだことや感じたことはそれぞれ異なると思いますが、それらを各大学で共有することで、国公立大学卓球界の発展に繋がると考えています。

 今回の海外遠征を終えて、全員が真剣かつ楽しみながら遠征に臨めたことを非常に嬉しく思います。また、遠征メンバーは遠征を通じてできた思い出や繋がりをこれからも大切にして欲しいと思います。最後になりましたが、国公立大学卓球連盟の皆様および遠征をサポートしていただいた全ての方々に深く感謝申し上げます。

 

                    第23回海外遠征団長 名古屋大学OB 近田達哉

<海外遠征壮行会(2017年3月10日)>

 

 第23回国公立大学海外遠征(訪問先:ドイツ、ハンガリー)に先立ち、3月10日に学士会館にて壮行会を行いました。遠征に関わる事務連絡の後、近田団長他参加メンバー16名が、連盟理事・オブザーバーによる激励を受けました。